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大切な歯を残すための治療歯髄保存治療

「歯髄保存治療」とは

歯の神経を残すための治療

歯の神経は専門用語で「歯髄」といいます。
歯髄は歯の神経だけでなく、たくさんの血管を含んでいて、歯の健康に大きな役割を持っています。

歯の神経を取ることによって、歯の寿命を大幅に縮めてしまうので、歯髄をできるだけ残すことは、歯の長期的な健康にとって、とても重要です。

歯の神経を残す

しかし、歯に大きな虫歯ができて歯髄に達してしまった、怪我をして歯が折れてしまい歯髄が露出してしまった、など様々な理由で歯髄を除去しなければいけない場面があります。

そういった場面で歯髄を除去せず、歯の神経を残すために行う治療を「歯髄保存治療」といいます。

虫歯が大きく神経まで到達しているケースであっても、歯髄保存治療によって、神経を残すことが可能になり、当院では神経を取る治療はかなり少なくなりました。

歯髄保存治療のメリット

歯髄保存治療のメリット

  1. 虫歯が神経まで到達していても神経を残せる
  2. 神経が残っているので、歯が長持ちする
  3. 歯の切削量が最小限に抑えることができる
  4. 治療に使用するMTAセメントは殺菌作用があるので、虫歯を再発させにくい
  • 治療の流れ

    歯髄保存治療の流れ

    歯髄保存治療の流れをご紹介いたします。

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  • 歯髄保存治療の症例

    歯髄保存治療の
    症例について

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  • 歯髄保存治療の治療費

    治療費について

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どのような症状に適しているのか?

歯髄保存治療をオススメするケース

  1. 詰め物の下の虫歯が神経に近接しているケース
  2. 歯に大きな穴が開いたケース
  3. 他院で「虫歯が深く神経に達し、抜歯」と診断されたケース
歯髄保存治療をオススメするケース

MTAセメントについて

MTAセメント

MTAセメントとは

歯髄保存治療で使用している「MTAセメント」は、1998年以降に登場した新しい歯科治療用の材料です。
通常のセメントよりも、湿度の高いお口の中でも硬化しやすく、菌の侵入を防ぐのが優れた点です。

MTAセメントのメリット

  1. 強い殺菌作用があるので、患部の虫歯再発を防ぐこと
  2. 体の中に入れても悪影響の少ない、体にやさしい素材であること
  3. 硬化する際に膨張し、患部を隙間なく埋め、患部に細菌が入り込むのを防ぐこと
MTAセメントのメリット

「歯髄保存治療」の流れ

レントゲン検査
初回ご来院時に簡単なレントゲン検査を行い、患者さまのご要望をお伺いします。 そこで概ねの治療計画・期間・費用に関する情報提供を行います。
検討の結果、歯髄保存治療をご希望になられる患者さまに対しては、口腔内写真撮・CT撮影などの精密検査を行います。
レントゲン検査
治療開始
お口の状態を確認後、歯髄保存治療を行います。
治療開始
虫歯除去
無菌的に治療するためにラバーダムシート(治療する歯を隔離する方法)をかけて、マイクロスコープ下で慎重に虫歯の除去をします。
虫歯除去
MTAセメント填入
感染源を徹底的に除去した後、MTAセメントを填入します。精密な作業を要するので、マイクロスコープがないと厳しいです。
コンポジットレジン(樹脂)で裏層をして後日セラミック修復をしていきます。
MTAセメント
治療終了
セラミック修復を行い、審美的に美しい見た目にしていきます。
治療終了
定期検診・メインテナンス
治療後、異常がないか定期的に検診をいたします。
定期検診

「歯髄保存治療」の症例

症例:
詰め物の下の虫歯が神経に近接しているケース

初診時

見た感じは虫歯はありませんが、この金属の下で虫歯が広がっていました。

治療前

治療前写真

無菌的に治療するためにラバーダムシート(治療する歯を隔離する方法)をかけてマイクロスコープ下で慎重に虫歯の除去をします。

治療後

治療後写真

虫歯を除去した後に、患部にMTAセメントを填入したところです。この操作はマイクロスコープがないと厳しいです。ここからコンポジットレジン(樹脂)で裏層をして後日セラミック修復をしていきます。

治療内容 歯髄保存治療
治療期間 1日
治療費 1歯あたり¥38,500(税込)
治療の
リスク
治療後、お痛みが強く出る場合、神経が弱っているため除去が必要になります。
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治療費について

歯髄保存治療

歯髄保存治療1歯あたり ¥38,500(税込)

歯の神経を取ることを
オススメするケース

歯の神経を取るケース

歯髄を除去することが望ましい場合

以下のケースの場合には、歯髄を残すよりも神経を取ることをお勧めする場合がございます。

  1. 深い虫歯で、既に歯髄が死んでいる場合
  2. 歯髄が生きていても虫歯で炎症を起こし痛みを伴う場合
  3. 歯髄が生きていて痛みがなくても、残しても死んでしまうと判断した場合

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